接客スキルを見直そう
ナイトワークの接客では、お客様からいろいろなところを見られていることを意識することが大切です。ほんの些細なことでも気を抜いているとお客様の不満につながることがあります。本日ご紹介するいくつかのヒントを生かして自分なりの接客スタイルを作り、心地良くお店で過ごしてもらえる環境を整えましょう。
接客中の言葉遣いや所作は?
酔ってしまうと、ついだらしない姿勢や下品な行動を取ってしまうこともあります。特に親しいお客様の場合には、プライベートのような口調で話をしたり、姿勢を崩してしまったりすることはありがちです。
しかし意外なことにお客様はそういっただらしなさを厳しく見ていることも多いもので、最初の頃の緊張した接客と比較してがっかりしてしまうこともあります。
どんなに長い付き合いになっていても、お客様との関係は「友達」ではありません。堅苦しくする必要まではありませんが、基本的には敬語を使い、姿勢を正して接客を続けましょう。
また、水商売の女性がだらしない接客をすることで、「スキを見せた」「酔わせたらヤれるかも」とそのスキを突いて迫ろうとすることもあります。
会話に接客のヒントが
接客の仕方をお客様によって変化させることが大切です。その人が何を求めて、どんな女性と話をしたいか、理解することでお客様の心をより強く掴むことが出来るようになります。興味を持っていることやお仕事などの情報をさりげなく会話で引き出して、楽しめる話題を探しましょう。
「ワイワイ楽しみたい」「そばに寄り添っていて欲しい」「愚痴を言いたい」などお客様によってナイトワークのお店の利用の仕方が違います。こういう希望ははっきりと言ってはもらえないこともあるので、言葉の端々から感じられる雰囲気を見極めることも必要です。
自分の問いかけや振った話題に乗ってこない場合には、その話題に興味がないこともありますが、「今は静かに飲みたい」と思っていることだってあります。
また、場合によっては来店して席についたものの、まだメールや電話を続けていたり、席について仕事の資料などを引っ張り出すお客様もいます。そんな場合は、席に着くときも「いらっしゃいませ~!」などと声を張り上げることなく笑顔で会釈、口パクで「いらっしゃい」など対応を工夫しましょう。
自分が脇役なことを忘れない
ナイトワークで働く女性たちはキレイな人や可愛い人がたくさんいます。そのため、お客様の方もチヤホヤしたり褒め言葉をいっぱい言ってくれるかも知れません。しかし、いくらチヤホヤされることがあっても、基本はお客様が主役です。
ナイトワークではどんなに褒められても、女性は脇役で、主役はお客様であることを意識して接客することが大切になります。
お客様からの問いかけできちんと答えることは必要ですが、そのお返しに必ず聞き返してあげましょう。そこから共通の話題も生まれますし、より深くお客様を知ることにもつながります。
ただしいい気になって指名やドリンク、ボトルキープばかりをおねだりするのはやめておきましょう。お客様の都合も考えずに自分の言うとおりにさせようなどと考えてはいけません。